名進研の卒業記念コンサートが終わりました。今年で5回目のコンサートですが、私はここ3年携わらせて頂いております。年々内容が壮大になっており、毎年どのような演奏会になるのか楽しみにしていたのですが、今回は東儀秀樹さんとの共演がありました。

実のところ、これまで篳篥という楽器を生で見た事も聴いた事もなかったのですが、ゲネプロでその響きを体感し驚きました。あのリコーダーよりも細く小さな楽器から、あれだけ円やかで柔らかく、そして色気も感じさせる音が出るものなのでしょうか。自分のすぐ隣で吹いていらっしゃるのに、天空から降り注いで体を包むような響きでした。鳥肌とは体の表面的な現象ですが、そうではなくてより内部が震えるような反応をしてしまいました。セントラル愛知の皆さんの音色ももちろん素晴らしく、その響きの融合から東洋と西洋のつながりを感じる事ができました。

その感覚はあながち間違いではないようで、東儀さんが楽器のルーツやその音の意味するところをお話下さったのですが、西洋楽器との多くの共通点や親和性がある事を学びました。その他、笙や竜笛も演奏して下さいました。これを機会に雅楽ももっと勉強せねば思いました。

聴きに来て下さった未来ある若者達には、夢を持って前に前に歩んで行ってほしいと思います。その時に、傍らに音楽があれば、これほど嬉しい事はありません。