7人の若きソリストとの共演が終わりました。ピアチェーレ・ムジカの演奏会でした。4月初旬の打ち合わせから2回のオーケストラ合わせ、ゲネプロ、本番と着実に成長されていく皆さんの姿に、心底感心いたしました。本番、1曲毎に舞台袖にはけて、ほんの少しだけ次に舞台に出るソリストと顔を合わせる瞬間があるのですが、その時の皆さんの表情が実に落ち着いていらっしゃる事。自分が同じ立場であったらまず考えられません。本番の演奏からもその時間、空間を楽しんでいらっしゃる様子がしっかり伝わってきました。

このような企画のおかげで、普段なかなか接する事の出来ない曲と出会えます。モーツァルトの疑う事のない幸福感や無邪気な戯れに溢れた初期のピアノ協奏曲の、ヴィエニャフスキのリリシズムと構築感のバランスが絶妙なヴァイオリン協奏曲、ヴェーバーのストーリーが確立されていて、言わばオペラの様なコンチェルト・シュトゥック、グレツキの若きショパン風のピアノ協奏曲などです。それぞれの作曲家の今まで知らなかった一面が垣間見えて、とても勉強になりました。

セントラル愛知交響楽団の皆さんの温かいサポートにはいつも感謝せねばなりません。どのような種類の曲目、演奏会でも実に手際良く、そしてそれぞれの作風にあった演奏に瞬時に切り換えて下さります。5月の演奏会まで4回連続お世話になります。今後も宜しくお願いいたします。